先週に銚子電鉄へ行ってきました。
今回もTA・MUさんに連れてって頂きましたぁ(^^;)
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銚子電鉄の訪問は記憶を辿ってみると1989年12月から30年以上ぶりになるようです。
過去の写真を引っ張り出して判明しました(´д`)

以下すべて 2020-11-22撮影
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30年前は良い味出した吊り掛け電車が走っていましたが、
2020年は銚子電鉄の経営が厳しさを増しているようで、
令和の時代に中古のお下がり(何だそりゃ)電車を綺麗に塗り直して走っておりました。
この青い電車は、元・伊予鉄道700系(モハ713 + クハ763)
前身は京王5100系デハ5103 + クハ5854という事で、1963(昭和38)年に日本車輌で製造されたものだそうです。
塗装は銚子の海をイメージした往年のトロッコ車両ユ101(澪つくし号)の復刻塗装で2016年3月26日から営業運転を開始。
全般検査を無事に通せたようで塗装も塗り直した後でピカピカでした。

この日は、この編成が日中ずっと1本で往復していました。

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まずは外川駅に行ってみました。
おぉ。。。30年前と余り変わっていない佇まいです。
映画のセットのように妙に整ってる感すら・・・w

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その横に以前走っていたデハ801号が静態保存されていました。
その気になればレールを繋げて元に戻せそうでした、車両自体の痛みが酷く走ったらバラバラになりそうです。
しかし駅の営業時間内であれば自由に車内を見学することが出来ました。
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車内は比較的綺麗に維持されており、印象も悪く有りませんでした。
木製の床が時代を感じさせます。

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wikiより
デハ801
元は1950年に製造された伊予鉄道クハ400形405→モハ100形106
銚子電鉄には1985年に譲渡された。
伊予鉄道時代に片運転台化・両運転台化の両方の改造を受けており、
前面形状が銚子寄りは3枚窓非貫通形、外川寄りは3枚窓貫通形(ただし、貫通扉は固定されているため実質的に非貫通形)となっている。
パンタグラフは既設運転台側の銚子寄りにある。
なお、デハ801のさよなら運転は、当初、2010年3月下旬に行われる予定であったが、
諸般の事情により同年9月23日に行われ営業運転を終えた。
2019年4月現在、同車は外川駅の留置線に保存され、見学ができる。

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外川駅は銚子電鉄の終点。いかにも終着駅という感じが素晴らしい(^^;)
時刻表も手書きでランプシェード付きの灯りが昭和時代のオッサンには落ち着きますなぁw

_18A0516さて、外川駅で1日乗車券を購入。
とりあえず列車の到着を待ちます。
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ホームには結構な利用者が見受けられました。
殆どが1日乗車券利用の観光客ですかね。
銚子電鉄には、この賑わいが続いて欲しいものです。

っと、その前にキャベツ畑を走るカットも撮りたい!とTA・MUさんに所望したら、過去の記憶を辿り爆走しながら農道を進み到着。

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途中、似たような場所が有って右往左往しましたが、何とか良いポイントに到着。
なるほど!ここは良い場所ですね(・∀・)つ

君ヶ浜駅から銚子方に進んだ場所。
第4種踏切が良い味出してます。
google mapで見ると夏はトウモロコシが植わっていますね(^^;)

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日中は1編成で回しているので、だいたい1時間に1往復間隔で列車はやって来ます。
ちょうどキャベツ畑には冬キャベツが並んでおりました。
青空も相まって車両に映えます。
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この時代に遮断機が無い踏切が残っているのも銚子電鉄の良さ?!
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左上の小高い山に建っているのが犬吠埼灯台です。
キャベツ畑の緑と空の青が良いっすね。
外川からすぐ折り返して銚子行きが戻ってくるので、ここで1往復を賞味。
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その合間に、ちょうどキャベツの収穫を終えた農作業のクルマが線路を横断。
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返しは、横から。
線路際に余計な物が無いので非電化に仕上げてみますた(`・ω・´)

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似たようなカットを量産w

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さて、ようやく乗車に向かいます(^^;)
外川の一つ手前、銚子駅以外で乗車するには犬吠駅が良いです。
駐車場も整備されてお土産物店もあるので最適。
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ちょうど青い空と白い壁が地中海チックな感じで良い(行った事無いけどな!)
とりあえず外川行きが来たので、そのまま乗車します。
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外川でそのまま折り返し銚子行きに乗車。
車内は結構な乗車率でした。
ま、皆さん観光乗車なので銚子へ移動する目的などでは無い感じw
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車両には色々なキャラを設定し大きなお友達などを呼び寄せております(^^;)
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ここにも・・・w

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ここも!?
やはり地方私鉄はこのようなキャラで呼び起こす事が重要です(`・ω・´)
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側面の方向幕は国鉄時代の「快速」をイメージ?!
しかし、これが良い感じです。

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折り返し時間もほどほどに、外川→銚子間を乗り鉄。
前面展望動画もご覧下さい(^_^)/

_18A0760何だかんだと銚子へ到着。
「絶対にあきらめない」の副標が付いている駅名板。
銚子電鉄ではネーミングライツとして駅名に副標を設定しスポンサーからの貴重な収入源としています。
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3000形運転台。
殆ど変わっていない箇所とタブレット端末を設置したり、時代に対応していますね。
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車内は終始賑わっていました。
立ち客が多く、車掌さんの車内改札が大事な仕事となっていて、乗車券の発売や検札に忙しそうでした。
こちら女性の車掌さんは銚子電鉄では結構有名な方で、袖山車掌さん(^^;)
【公式】銚子電鉄「激辛チャンネル」
かなりの自虐で頑張っていますw
袖山車掌さんを始めとする、社長も出演してます。
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皆さんも銚子電鉄グッツを購入して経営に貢献しましょう~(^_^)/

ちなみに、キャベツ畑を入れた場所(君ヶ浜駅~海鹿島駅間)は
「地球の丸く見える丘展望館」からも見えます。
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赤い矢印が列車
画像をクリックして大きな画像でご覧ください。
焦点距離35mmで撮影。
・・・。っと、レンズの選択を誤りました。
IMG04847
パノラマ撮影すると360°見渡せる場所です。
画像クリックしてご覧下さい。

銚子電鉄は思いのほか賑わいを見せていました。
検査を通せないほどヤバいとは感じられなかったのですが、
それでも経営は厳しいでしょうが、
このご時世も何とか乗り切って再び訪れてみたいと思います。