今回からは、思い出の寝台列車シリーズ「北斗星」編としてお送りします。

その1は、「北斗星」1人用A寝台個室ロイヤルの魅力をご紹介します。

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「北斗星」の機関車・赤いEF81。

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側面に流れ星のデザインを施した専用機関車というのも今までに無い発想でした。
ちょいちょいカシオペアも見え隠れしてますが、ご容赦ください(^^;)

「北斗星」は、今までの寝台列車とは違う、単なる移動だけの手段ではなく乗ることが目的とした列車として誕生し、
上野駅 - 札幌駅間を東北本線(いわて銀河鉄道・青い森鉄道)・津軽海峡線・函館本線・室蘭本線・千歳線を経由して運行していた寝台特急でした。
編成には食堂車やロビーカー、個室寝台を連結し、「日本初の豪華寝台特急」とも言われました。
本州から北海道へ鉄道で行ける列車ということで、登場当時からかなりの人気で寝台券を買うことが難しい時期が続きました。

ちなみに、自身が初めて寝台列車に乗ったのも、この「北斗星」でした。
そのときの感動は今も忘れていませんし、それ以降も「北斗星」に乗るために北海道へ行くという、目的地は二の次・・・的な旅が多かったと記憶しております。

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そして「北斗星」といえば、A寝台1人用個室「ロイヤル」です。
これに乗りたい!と何度も窓口で10時打ちをお願いして取れた時は予定を変えてでも乗ることにしてましたねぇ(´。`)

その、A寝台1人用個室「ロイヤル」ですが実は様々な部屋のタイプが存在して、JR東日本編成とJR北海道編成がありました。
定期運転末期では1往復になってしまいましたが、登場当時は定期・臨時合わせて1日最大3本もの本数が運転され、
下り1号~5号、上り2号~6号と、3往復の列車が北海道まで運転されていたこともありました。

その「北斗星」1号2号の上下がJR北海道が改造した編成となっていて、
非常に魅力のある内装が施されていました。

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こちら、JR北海道仕様の「ロイヤル」
部屋の天井に「ステラリウム」という電飾が施され、部屋の照明を消すと天井に美瑛の丘と星々が青く浮かびあがる仕組みになっていました。
個人的には一番豪華な仕様だと思います。

細かい仕様の違いを挙げ始めるとキリがないので
ここではアッサリとご説明します。
JR北海道編成とJR東日本編成で編成の寝台タイプは共通ですが、部屋の内装にそれぞれの特徴があり違いがあるというものでした。

まあ、好みの問題ですが決まった同一料金で乗る列車の、発車する時間によって車両の内装が違うので
乗る側は編成を絞って北斗星何号に乗るか選んでおいた方が楽しめる列車でした。
これも北斗星の魅力のひとつと言えるでしょうか。

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ロイヤル室内には映画などが見られらテレビや専用シャワーと洗面台、トイレがあります。
これまで、日本の寝台列車の個室内にシャワーとトイレが付いているものは有りませんでしたので
この室内を初めて見たときは、衝撃的でした。
これまでも20系「あさかぜ」の時代から、走るホテルと言われていましたが、
正真正銘これが走るホテルと言っても良いのではないでしょうか。

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そして、ロイヤルの特典?といえばウェルカムドリンクをサービスして貰えることもありました。
ワインとウイスキー、ソフトドリンクがルームサービスされ、これも寝台料金に含まれています。

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流れる景色を眺めながらワインを開けて飲むのは格別です\(^o^)/

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JR東日本タイプのロイヤル室内は茶色を基調としたシックなもの。
開放B寝台の1区画分の窓が1部屋まるごと独り占め出来る広さで上野から札幌まで16時間以上をゆっくりと過ごせます。
札幌どころか、JR北海道全線をこの部屋で過ごせますよ(((^^;)

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そんな豪華なA個室ロイヤルは、登場当初は編成で2部屋しかなく、文字通りプラチナチケットでした。
定期・臨時列車で合計3本運転の時で1日片道6部屋あることになりましたが、それでも満席で取れないロイヤル争奪戦になりました。JR東日本タイプのロイヤルは車端部に設置されている車両と中央部に設置されているタイプがあり、車両の揺れを考えると中央部のロイヤルの方が快適に過ごせるでしょう。

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JR北海道タイプのロイヤル初期車は室内が赤を基調とした明るい印象の部屋でした。
個人的には「ステラリウム」を含めてJR北海道所属車両のロイヤルの方が好みです。

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定期運転末期には編成中ロイヤル2両で4部屋、その後の臨時運転末期ではロイヤル合計4両で最大8部屋になり乗車チャンスは増えましたが、これもまた寝台券を確保するのは難しかったものです。
他の寝台列車ではB寝台から売り切れてA寝台は最後まで残ったりしてましたが、
「北斗星」はロイヤルから売り切れていくことは珍しくなかったです。
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ロイヤル無くして「北斗星」は語れません(^o^)

次回、その2もお楽しみに。