上野駅13番線に、尾久から客車列車が推進運転で入ってくる列車が頻繁にあった頃のお話。。。
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上野駅13番線は行き止まり式ホーム。
電車なら両方向に運転台がありますから、尾久方面から上野まで進入するとき、そのまま停車すれば良いのですが、
客車列車の牽引機関車は終端駅構造の13番線では機回し出来ませんので下り始発の営業列車は尾久方から推進運転で進入します。
そのため、推進運転の向きであればホームにある停止位置が判りません。
その際に臨時に停止目標を掲示(設置)して推進運転でやって来る機関士に知らせることをします。
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この係員さんが停止目標を掲げて待っています。
赤丸の中に引っ掛けている白い板が臨時の停止目標です。

_0010451 (2)ちょうど列車の乗車位置案内のために使用しているホーム上のワイヤーを利用して、後ろ向きでやって来る機関士の目線にも対応しています。
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業務連絡・・・推回9783 トオサンバン 接近!
そして、いよいよ推進運転で客車を先頭に入って来ました。
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停止目標板だけでは判りづらいので、手信号(上野駅13番線は暗いのでカンテラで)にて合図を送っています。
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はい、あと1m・・・
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はい停車~・・・
ちょうど機関士の目の前で停車。停止目標板とピッタリ合っていますね。
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客車の編成両数によって停止目標も変わりますので、このように場所を動かせる臨時の板が使用されます。
そして、折り返しはそのまま発車出来るという寸法です。
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EL&SLみなかみ号
この時は上野~高崎間はEF6019でした。う~ん、レア~w

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当然、夜のブルトレもこのように尾久から推進運転で入って来ます。
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当然ながら機関車の先頭位置は客車の乗車目標より大宮方になるのですが、
機関車の先頭位置が何処になるのかは一般客に乗車目標など知らせる必要が無いので係員の立ち位置で判断しますw
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さ、入って来ました。おおっ!今日は茶釜の37号機!
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「あけぼの」に茶色い電気機関車が充当されるなんて、これもレア!

_0010138 (2)機関士さんは真横に来るまでブレーキを調節し、停止目標板と合わせ停車。
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停車したら停止目標板は回収します。
そして、係員も居なくなります。

つい5~6年前までは、こんなやりとりが頻繁に行われていました。
今では、カシオペア紀行やクルーズなどで見られる光景です。
尾久には、定期的にやって来る客車が居ません。。。
過去の風物詩なりつつ光景です。