思い出の寝台列車シリーズ「あけぼの」編 その3は、乗車走行シーンを回顧します。

サブタイトル       「冬は あけぼの」      v( ̄∇ ̄)v

上野発の寝台列車は、特に冬が旅情を感じられる季節でした。
夜の東京を経ってから朝、まだ眠い目を擦りながら車窓に目を向けると
辺り一面、そして線路が見えないほどの雪に一瞬で目が覚めたものです。
その雰囲気は何とも言えないものがありました。

さらに夜行列車ならではの雰囲気で旅行者や帰省者、人それぞれが違う表情で、
長距離列車は様々な物語を生み出すのでした。

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カーテンをそっと開けると流れる雪景色・・・。まだ夜が明けきらない青白い世界に暫し見入ってしまいます。
雪のせいか走行音が静かに感じるのも客車寝台の世界です。

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定時に運転されていれば秋田で約5~6分程度の停車時間がありましたので、機関車の所へ行くと、
上野駅で見たEF64が赤いEF81に交換されていたのも印象的でした。

ただ、羽越線の雪や風規制の影響で、冬の時期は秋田での停車時分が遅れに吸収されて、
機関士さんの交代が済んだらすぐに発車してしまう事も多くありました。
秋田で駅弁などの立ち売りもあるのですが、遅れてしまうとホームに降りて買うことも難しくなってしまいます。


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車掌室付き寝台車が編成途中に何両か連結されているのでテールマークが見られるのも客車編成の楽しみ。


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1月などは日本海側の猛烈な寒気が入り込み、発達した低気圧の影響で車窓はこの様相です。


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北斗星のように北海道仕様の引き戸など耐寒装備では無いので、折り戸では雪が入り込んでデッキは外同然に・・・。


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ドアの下には雪が・・・。

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こうなってくると、車内の強烈な暖房で眠たいし、外は寒そうで列車から降りたくないし・・・
そうなれば、いま座っているのは寝台であるし・・・。そう、二度寝です(´。`)

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そうは言っても、雪の影響で遅れも考慮しながら、青森からの接続列車も心配もしつつ、車窓を眺めます。

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紺碧の車体が凍りつく

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これが、来たぞ!東北!という姿です(´д`)

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終着、青森に到着!遅れても遅れなくても、まだ乗っていたいのが本当のところヾ(´ω`=´ω`)ノ
今日はEF81 136号機でした。双頭連結器の重装備も真っ白に・・・。


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早々に機回しで切り離し。連結面も、真っ白。


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寒っ!!


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編成最後尾は巻き上げる雪でテールマークも雪に覆われていました。

次回、「あけぼの」編 その4は
「あけぼの」にまつわるエトセトラ・・・をお送ります。2008_1-20_231