かつて、京急では毎日ヘッドマークを付けた列車が存在していました。
品川~三崎口間での快特・特急で列車名が設定されたものをヘッドマークを掲げて運転されたのですが、
各駅の時刻表などでは特に案内も無く、下り列車は通常の快特または特急の三崎口行き
(上りは快特品川行き・特急は乗り入れ先までの行き先)として運転していました。
さらに、車内の案内も列車名が放送されることもなく、ただ、ヘッドマークが取り付けれた隠れキャラ的な存在(^^;)
それでも、赤い車体にブルー地にイルカのイラストが描かれたヘッドマークが掲げられているのを見ると、目を引いたものです。

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wiki より

【マリンパーク号】
1983年(昭和58年)より油壺マリンパーク集客を目的として、
全日の快特・特急各1往復にヘッドマークを取付けて運転した。

快特については2000形が充当されるようになった時点でヘッドマークの取り付けが廃され、
特急の1往復が京急の定期列車では唯一のヘッドマーク付きとなっていた。
また、三崎口駅を発着する平日の快特は「マリンパーク号」だけであった。
1998年(平成10年)11月のダイヤ改正で平日の快特がすべて三崎口駅発着となったこともあり、
快特・特急ともに廃止された。


特急については乗り入れ車両を限定していたので1000形(旧)か1500形を使用されていた事もあり
ヘッドマークステーを利用して運転していました。
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特急は下り69H 上り65H 運用でマリンパーク号として運用に入っていました。

ちなみに、この頃の快特は2000形(2ドア)が主に充当されていて、2000形にはヘッドマークを掛ける部分がありませんので結局は何もせずそのまま運転していました。
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実はこの列車は快特三崎口行き「マリンパーク号」快特3A運用(実際は下り902A)
横サボにもマリンパーク号と入っていた頃もあったのですが、
運転末期には何も掲げられなくなりました。

この頃は快特が三崎口まで入る事が少なく、1日上下2本のみ。
ほかの品川始発の快特は京急久里浜止まりで、品川を10分先に発車した都営線から直通の特急三崎口行きが
京急久里浜で快特の到着を待って接続を受けて三崎口へ向かうというダイヤでした。
品川を特急発車の10分後の快特が京急久里浜で追いつくというダイヤは秀悦でしたけどね(´д`)

~マリンパーク号 こぼれ話~
このように快特と特急の三崎口行き2本がマリンパーク号という列車名となっていましたので、品川でヘッドマークを快特と特急にそれぞれ2枚取り付けて運転するのが自然です。
ただ、前述のとおり快特は2000形が主に充当されるので、最初から快特に掲げるマリンパーク号のヘッドマークを用意せず、特急用に1枚だけしか品川に置いてありませんでした。
1日1回だけの為にずっとヘッドマークをホーム※に置いておくと盗難の心配などもあるのでしょうけれど確信犯的に快特に付けるヘッドマークは元々置いて無いのでマリンパーク号は1本だけしかないと認識しているファンも多かったとか。

※品川駅ではホーム8両編成先頭位置(上下ともに)付近にヘッドマークをしまう箱があり、ここに収納されていました。

たまに2000形が検査等で1000形が3A運用の快特で代走した時でも特急でヘッドマークを1枚使われてしまっているので
当然1000形の時でも見かけ上何も表示のない快特三崎口行きとして運転して、
しかも1000形で代走しているだけにロングシートに乗る事になり
クロスシートの2000形を期待していた乗客からも不評だったとか(´。`)

かれこれ、マリンパーク号はひっそりと運転終了しました( ̄ー ̄)

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