1990~1991年ごろのお話です。
東海道新幹線100系に乗車しようと、東京~名古屋・新大阪へ乗り鉄旅。
img041
普段、なかなか新幹線に乗る用事も無いので、大奮発して乗った記憶があります。
この頃、長らく新幹線と言えば0系が主流だった1985年に100系が登場し、
編成に2階建て構造の食堂車やグリーン車を組み込んだ100系を「2階建て新幹線」と呼ばれ注目されていました。
2階建て車両の1階部分にグリーン個室が存在し、新幹線で初めて個室が設定されて、これに乗りたい!と思った訳でした(^^;)
編成中8・9号車が2階建て車両で8号車が食堂車・9号車の2階部分がグリーン座席、1階にグリーン個室が展開するX編成。
X編成 編成表
 
← 博多
東京 →
号車12345678910111213141516
形式123形
(Tc)
126形
(M')
125形
(M)
126形
(M')
125形
(M)
126形
(M')
125形
(M5)
168形
(T'dd)
149形
(Tsd)
116形
(M's)
125形
(M7)
126形
(M')
125形
(M)
126形
(M')
125形
(M)
124形
(T'c)
座席普通車食堂車グリーン車普通車
編成X19001900190019002900290039501900190019001970190049003900590049001
X21112235011117011713431
X32546575012227021814862
X43971081150333370319151293
X541310141115504444704201616124
X652117221823505555705241925205
X762621272228506666706292330246

その後1988年に8・9号車が2両とも2階建てグリーン車両で8号車の2階はグリーン座席、1階にカフェテリア組み込みのG編成が登場。
G編成 編成表
 
← 博多
東京 →
号車12345678910111213141516
形式123形
(Tc)
126形
(M')
125形
(M)
126形
(M')
125形
(M)
126形
(M')
125形
(M5)
148形
(T'sbd)
149形
(Tsd)
116形
(M's)
125形
(M7)
126形
(M')
125形
(M)
126形
(M')
125形
(M)
124形
(T'c)
座席普通車グリーン車普通車
編成G17312532263350711017707342735287
G28362937303850821028708393140328
:::::::::::::::::
G4955271217272218273555491495575527421927522055
G5056276221277222278556501505675627922328022456

9号車はX編成と同様に1階にグリーン個室1人用3室、2人用3室、3人用・4人用各1室室が展開されていました。
個室はグリーン車である事から装備はその当時としては極上で電動リクライニングシートや時計付きデスクなどがあり、新幹線電話も装備され、その当時、携帯電話などが無かった時代に移動中「動く書斎」と呼ばれて新幹線利用のビジネスマンなどに重宝がられていました。
X・G編成ともに10号車の平屋車両もグリーン車で、10号車より9号車の2階建てグリーン座席の方が人気がありました。
食堂車・カフェテリアは100系新幹線に乗れば誰でも利用できますが、2階建て車両に食堂車・カフェテリアがあるので必然的にグリーン車ユーザーを中心にしているのは、現在の他の列車と同じ思想でしょうね(^_-)
img042
0系とは違う、尖ったカタチ。この時からも速さを追求していると感じられました。
ライト周りも細長く、美人さんで切れ長です。
img0432階建て車両に大きな窓。食堂車があるのはX編成の特徴。
新幹線規格の大きな車体で食堂車なら、ゆったりと過ごせそう。
しかも予約無しでフリー利用OKでしたから、自由席で満席なら食堂車に行って食事しながら到着駅までそのまま居座っていたという乗客も少なくなかったことも( ̄∇ ̄)
img087
ブレちゃって恐縮です(´・ω・`)
東京駅の発車案内表示。この頃は品川駅は無かったので、新大阪までの途中停車駅は新横浜・名古屋・京都でした。
img088 (2)
さて、9号車の1階グリーン個室に乗車!1人なので1人用個室を利用。
【参考記事】


↑ この時は東京→名古屋までの乗車でしたが、余りにもあっと言う間に到着してしまったため、
別な日にグリーン個室を新大阪まで乗車したこともありました。

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個室からの車窓は、こんな感じ。
電話が備わっていましたが、今の時代のように列車から気軽に電話を使うこともなく個人的には「宝の持ち腐れ」でした(^^;)

img045窓際にチョコっと写るカードは、部屋のカギ、カードキーです。
北斗星の個室などに乗車した事がある方はお判りですかね。磁気カードでロック出来ました。
この時はペットボトル飲料ではなく、缶のタイプ。
コカコーラはさほど変わらないですが、午後の紅茶はこの時には在ったもののデザインが全く異っています(´д`)
img046 (2)
窓から手を伸ばしてノーファインダーで。
グリーン個室の座席は電動リクライニング。足置き台のオットマンも備わっていました。
ちなみに、1人~3人用個室は座席の配置が枕木方向で窓は正面向き。
4人用個室は700系ひかりレールスターと同様な座席配置となっていました。

img044
さて、お待たせしました!100系新幹線の食堂車です(^_-)
「リニア・鉄道館」の保存車じゃないですよ!実際に利用した時の写真です。ちょっとブレちゃってますがm(_ _)m
新幹線の食堂車・2階からの眺めは最高でした。
写真でお判りかと思いますが、食堂車の仕切り壁に速度計が付いていて現在の速度が表示されています。
ほぼ4人用テーブルだけなので、1人利用ですと相席となります。実際、相席の利用が殆どでした。
カシオペアの食堂車と比べると窓が車体上部に廻り込んでいないので広いです。さすが新幹線。

img089こちら、G編成の8号車1階に展開するカフェテリア。
※ 当然、X編成の時とは別日に乗車したものです。

こちらも速度計が付いていました。210km/hをマーク。
弁当や軽食などが販売されていました。
東京駅9-10番線ホーム上のNEWDAYSより広いかもw
販売員の制服も時代を感じます。

img048
さて、何だかんだと食堂車や個室に戻っていると、あっと言う間に名古屋です。
ここは何処でしょうねぇ、三河安城辺りでしょうか。

img090
この時は名古屋で下車しました。
グリーン車のパーサーも乗務していまして、グリーン車の乗客におしぼり(ちゃんと布製でした)やコーヒーなど車内サービスをしていました。(許可を得て撮影)
img091
名古屋で見送り。う~ん、後ろ姿も格好良い(^_-)

食堂車組み込みのX編成は結局7本しか製造されず、その後はカフェテリア組み込みのG編成が50編成まで続きました。
別にJR西日本の2階建て車両4両組み込みのV編成(グランドひかり)が9本作られ、こちらには食堂車が復活。
この特別な100系新幹線が後の500系新幹線のルーツとも言える車両と言えるでしょう。
_18A5522 (2)
京都鉄道博物館にて V編成からの改造、短編成化・車両延命工事を施したK編成6連
122形東京方先頭車

V編成 編成表
 
← 博多
東京 →
号車12345678910111213141516
形式121形
(Mc)
126形
(M')
125形
(M)
126形
(M')
125形
(M8)
126形
(M')
179形
(Tsd)
168形
(T'dd)
179形
(Tsd)
178形
(T'sd)
125形
(M7)
126形
(M')
125形
(M)
126形
(M')
125形
(M)
122形
(M'c)
座席普通車グリーン車
普通車
食堂車グリーン車
普通車
普通車
編成V13001300130013002380130033001300131013001370130043002300530033001
V23002300630043007380230083002300231023002370230093005301030063002
:::::::::::::::::
V83008303630223037380830383008300831083008370830393023304030243008
V9300930413025304238093043300930093109300937093044302630453027300
今では速度向上や車両性能の進化により2階建て車両は新幹線としては今後登場しないと思います。
しかし、長らく0系だけだった頃、この2階建て車両の登場により100系新幹線は羨望の眼差しで捉えていたと記憶しています。
100系新幹線は現在でも保存車として見ることが出来ますが、食堂車で食べたカレーライスの記憶はいつまでも残り続けます(^_-)

以上、100系新幹線のお話でした~。