前回は転車台をグルッと1回転して終了しましたが、
今回は鉄道歴史館を見学するということで、こちらに進んで行きます。

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扇形車庫の脇から倉庫のような部屋があり、そこから入ります。
何しろ、天竜二俣駅構内の殆どが木造で登録有形文化財になっているので
こうして定期的に外部の人間が立ち入ることが出来るのは素晴らしいです。
もう、寺院のように参拝する感じになってます。
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まさか、ここが鉄道資料館になっているとは、誰も思っていないでしょう( ̄ー ̄)ニヤリッ
この中に入ると、時代は昭和、しかも戦前戦後にタイムスリップです。

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入ってみると、いきなり「炉」がありました。
ここで鉄を溶かしていたようです。無い物は造る・・・という事だったのでしょう。
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それにしても、鉄道資料館と言うけれど、ただの物置感が・・・(^^;)
しかも歴史的な物が雑多に置かれています。
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国鉄時代の駅名板が木造の壁に打ち付けられて保存されていました。
現在の駅名は天竜**という会社名が冠になっていましたが、国鉄時代は地域名の冠が付いていました。
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空襲警報発令!マジっっ?(゚Д゚≡゚д゚)エッ!? 
さらに荷物の持ち主が判らなかった場合、競売に出すことも辞さない構えw
同じ国営ですから警察は不要ですw

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このような出札の光景は、他でもよく見られます。
それにしても、まだ切符が入ってますね(^^;)

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こちらは運転の要、閉塞器です。
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やはり鉄道信号設備の基となった方式はここでも行われていました。
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検電器。電話の代わりに電気信号を上り・下りに伝えるもの(ザックリ(`・ω・´)
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色々と壁一面に貼り付けて鉄道を感じられる仕上がりw
手前にある帯のような物は腕章ですな。

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全体はこんな感じ。
何もかもがお手製ですが、モノがモノだけにリアル感が凄いです。
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使用感のあるモデル盤。見たところ、ここ、二俣駅構内のものですね。
今居るのはモデル盤の右上辺り。透明カバーで覆われている赤いテコがある位置の下辺りに鉄道資料館はあります。
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既製品を使って天竜二俣駅構内を再現。ちょっと違うけど(´・ω・`)

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これは、C58の模型ですが、よく見ると鉄道模型では無さそう。
前照灯がガクーンってなっちゃってます orz

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こちら、C57@お召し仕様ですが、どなたかの寄贈品?二俣線にC57が入ってきたのかな?
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やはり二俣線はC58だったのですね。右に色々と万感の想いが書かれています。
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そして、JR直前に二俣線は廃止、天竜浜名湖鉄道として再発足するのでした。
この時はキハ20かな。けっこうな車両数がありますね。

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バス窓のキハ11の姿も見えます。DE10も多数存在、車庫線が埋まるほどの活気があったようですね。

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12系を8両も牽いて入って来ていたとは。
そして、天竜浜名湖鉄道としての車両の変遷。
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イラストも雰囲気出てます。やはり、この転車台はずっと変わらない姿をとどめている事が判ります。
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あれ?天空の鉄道物語に天竜浜名湖鉄道も出典していたの?
紙で貼ってあるヘッドマークが六本木ヒルズに出張中。
留守の間は写真で対応しているのね( ̄▽ ̄;)
気が付かなかったです(汗)
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2020年3月22日(日)まで開催中!

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さて、再び外へ。転車台が広がる運転区構内。車両は変わっても景色は変わりません。
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転車台に乗っている広角のカットも。
東海道色、意外に似合ってます(^_-)
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レールバスちっくなNDC第2世代に比べて、第3世代になって鉄道車両っぽくなったので、国鉄カラーも似合います。
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こちら、左がNDC第2世代。右が第3世代の車両。

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ということで、約40分ほどの見学ツアーでしたが、なかなか濃い内容でした。
しかも現役時代のニオイも残しつつ新しさも交わるという天竜浜名湖鉄道。
第3セクターでこのような広い構内が残るのも貴重です。


~ ちょほいと、目に付いたモノ ~
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天竜二俣駅構内にコッソリ動いている謎の乗り物。
保線用のトロッコを改造して作られたようです。
しかも、自転車のペダルを漕いで走る手動式。
30mほどの廃線跡を行ったり来たり走る事が出来ます。
子供向けです。
ま、安全っちゃあ、安全ですかねw

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駅から新所原方に保存車両がありました。20系寝台車とキハ20が置いてあります。

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こちら、キハ20 ちょうど両者とも塗装の工事をしている最中。
保存会と思われる方々が整備していました。
キハ20はそのままここに居た車両でしょうけど、20系寝台客車はどうやって運んで来たのでしょうね?


さらに・・・

♪ ちょほぉいと寄り道 ♪

浜名湖と言えば
「うなぎ」!!
沿線には多数のうなぎ屋さんが存在しています。
となれば・・・やはり(・∀・)つ
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立派な看板をハケーン!

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うなぎ ウマーヾ(=^▽^=)ノ


以上、天竜浜名湖鉄道 転車台・鉄道歴史館見学ツアーでした!