タブレットと言っても、8.1~13インチ程度のポータブルPCのことではありません。
詳しくは、wikiにてご参照下さい。
その「閉塞」の中で用いられる「道具」のひとつでタブレットと呼ばれるモノがあります。
JRでは只見線で使用されていたのを最後に既に消滅してしまいましたが、現在でも私鉄や第3セクターで使われている路線もあります。
今回は、JR只見線・八戸線で使用されていた頃の画像をご紹介します。
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駅長(助役)が列車の運転士に渡しているモノがあります。
輪になっている所は係員が持ち易く、かつ車両側にも掛けやすいようになっているので、このような形状になっています。
タブレットというのは、そこの部分ではなく、輪の下の部分丸く穴が空いた所に三角形の△が見える金属製の物がタブレット本体です。
これを駅係員から運転士へ渡すことで次の区間まで通行しても良いという標識となります。
いわゆる、通行手形みたいなものです。wikiと併用してご覧頂くと判ります(´д`)
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ちなみに、駅にはこのようなタブレット閉塞器と呼ばれる機械があり、赤い箱の下に黒い部分がありますが、
ここに上記△の玉を入れることにより、次の区間の駅へ通信して受け取り・受け渡しが行えて列車の運行をお互い許可するものです(ザックリと言えば(^^;)
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受け渡し際には駅長・運転士の双方で確認し、タブレットの玉の形状が〇であったり△であったり◇
であったりと、その形状を確認して正しい物であれば運行が出来るようになっています。
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なので、運転士さんが持っている革製の輪の部分は、文字通り「持ち手」なのでタブレット・キャリアと呼ぶことが多いです。
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列車なので、旅客列車に限らず、本線上を運転する列車は必ずこのような授受が行われます。
JR東日本管内では只見線が最後まで使用されていましたので、このようなラッセル「雪列車」にも当然ながら使用されていました。
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終着駅では駅長は受け取りに来ないで運転士が駅長室まで持って行く光景も。
この理由としては、このタブレットを直ぐに折り返して使用する列車(交換列車)が無いので、ひとまず列車に乗せないで駅長室で保管するためかと思います。
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駅のホームが無い場合にも、駅構内で受け渡しは行われます。
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通常、その受け渡しは確認が終われば一瞬です。
しかし、このタブレットが無ければこの先運転が出来ません。
とても重要な許可信号補助みたいなものです。
見せモンじゃねぇんだぞ!という事ですヽ(#`Д´)ノ
運行の邪魔をしてはいけません。
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以前は日本全国各地で見られた光景でしたが、只見線の他に近年では八戸線で見ることが出来ました。
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八戸線侍浜駅では久慈方に△、陸中八木方に□のタブレットが使用されている、と表示されてます。
この区間で交換する列車は、この形状になっている玉のタブレットを交換します。
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反対側の陸中八木方面へ向かうホームにもタブレット・キャリアを掛けておく板が建っておりました。
その柱に「タシカニト」と書いてあるのが見えます。
これは鉄ヲタの落書きでは無く、JR側でタブレット授受をする際に確認する項目なのです(`・ω・´)
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判りにくいですが、こちらの転轍機小屋にも「タシカニト」が掲示されています。
さらに、八戸線は信号機が腕木式信号機で手動による進行現示を出していたので、こうして何度も確認を行っていました。

まさに、八戸線・侍浜駅での記事が載ったサイトを発見しましたm(_ _)m
この方がご紹介されているので、ohanefuでは割愛しますw
こうして、5つの項目を列車交換の度に行う必要がありました。
これを一つでも失念して列車を通してしまい、単線上で正面衝突した事が大昔には有ったからです(;_;)
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腕木式信号機のテコは非常に重たそうです。
よく、きかんしゃトーマスで転轍機の操作を間違えて衝突してしまった回があったりするようです(@_@)が、実際にそんな事をやられては大変です。
テコの操作は慎重に行っていました。
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テコを「立てる」ことにより停止現示となります。
この場合、緑の持ち手の信号機は進行現示を表していて、よく見ると「上場内」と書いてあるので上りの場内信号機は進行を指示する現示となっているはずです。

こちらのサイトにも詳しく紹介されています。
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腕木式信号機の灯火が点いていませんが、腕木が下がっているので進行現示となります。
腕木の位置で判断できるため日中は灯火は滅灯となっていることが多いです。
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こうしてテコ小屋から伸びて腕木式信号機までワイヤーが伸びています。
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ホームの下からワイヤーがリンクされているのが見えます。
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駅では改札業務だけではなく信号関係業務があります。旅客営業の他にも信号関係業務があるのは今も同じですが、
営業も信号も最近ではほぼ自動化されていますね。
これらは駅の交換列車がある場合なので、必ず双方が駅に停車して行われる場合が殆どですが、
急行・特急列車などで、タブレット閉塞の区切りとなる駅を通過する場合はどのようにしているのか・・・
こちらに興味深い動画がありました。

駅を通過しながらタブレット・キャリアを受け取るのは大変ですね。
失敗するケースも有ったようで・・・

タブレット関係の動画は、多数ありそうです。

手前味噌的な動画w
このようにしてタブレットは各地で使われています。
専門的なネタで最後までご覧頂きありがとうございます。