今回は禁断の?「お召し列車」について、ohanefu blog的に軽くご紹介します。
基本的に「お召し列車」は本番で一発撮りになりますので、そうそう何枚も撮れません。
いろいろ解説はありますが、詳しくは基本wikiを参照するようにして下さいまし(^^;)

まず、最初にご紹介するのが「最後のロクイチお召し」2001年3月28日に運転された“ノルウェーお召し”です。
お召し列車の牽引機と言えばEF58 61号機でロクイチという呼び名で知られていますが、
今回は、東京から横須賀線・北鎌倉までの運転です。お召し列車が横須賀線区間に入るのは余りありません。
さらに、そのまま列車は回送で逗子まで運転されました。
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この時、お召し列車の終着地の北鎌倉手前で撮影。
まさにもうすぐ到着する時のシーンです。
この時は朝7時ぐらいに現地入りしてカーブの側道にて待ちました。
朝から沿道は大賑わいで地元の警察も撮影に理解をして頂き双方のモラルを持って撮影が出来たと記憶しています。
2001年3月28日10時57分頃でした。
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北鎌倉の円覚寺側の改札にはノルウェー国旗と日本国旗が掲げられていました。

このとき、お召し列車の運転区間である北鎌倉で旗を巻くことができず、結果的に逗子まで旗付きで運転されたという事でした。
その後、お召し9001レを撮ったあとはこちらも逗子へ移動します。
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逗子の側線に停車中のロクイチ。まさに、この日が一番の晴れ姿で台車からパンタグラフまでピカピカに磨かれています。このとき、1号編成の東京寄りにはEF65-1106号機が連結されていて、ロクイチはこのまま最後尾となり田端運転所まで回送されたようです。

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この時はフィルムカメラで、露出に悩みました。ロクイチの「ため色」が実際の見た目と違い、発色が忠実に再現されにくかった事を覚えています。
フィルムカメラなので現像が上がるまで判りません。今のようにすぐに確認出来ませんのでとりあえず撮る!というのがこの頃の鉄則でした(´。`)

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こちらが御料車。車番はありません。天皇陛下がご乗車される車両には番号は付かないようです。
今はE655-1というモノで車号が付いていますが・・・(^^;)

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共奉車の銘板を見てみると、昭和6年ですよ、鉄道省ですよ!歴史を感じますね。
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東京方にEF65-1106が連結。そのままPP状態で1号編成が大崎(大井工場)まで、その後、ロクイチは尾久(田端運転所)へ回送されます。

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引きが撮れなかったので、縦位置です。御料車に取り付けられていた菊の紋章も外されてカーテンも閉められて回送されていきます。

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うーん、お召し状態のロクイチは美しい(^_-)

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そして、逗子を去っていきます。
実は電留線側の3番線には横須賀線の普通列車が停車しており撮影時間は僅か5分しかなく、やっとの思いで撮影したのを思い出されます。

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実はこれに先立ち何回も試運転が行われて1号編成だけの試運転やロクイチも連結され運転区間も同じように本番さながらの運転などもあり、
お召し列車が運転される区間では、試運転も良く見られました。
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このときは、東海道貨物線を使用した試運転。良く見ると、この時もプッシュプルです。
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こちらは1号編成の電源車460と呼ばれる車両。旧客然りの形態ですが、しっかりと電源車です。
スハフとかオロネとか記号はなく、番号表記のみの付番です。
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昭和の時代には御料車に丸ごとカバーが取り付けられていた時もありました。

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それでなくても、御料車を目にすることは滅多に無いですから、その姿からはオーラが漂っていました。

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やはりロクイチは美しい!この時は、これで最後の姿になろうとは・・・誰もが想像していなかったのでした。

以上、お召し列車を撮る その1でした。