キハ28・58 & キハ20・52系統と言えば、気動車で言うところの「急行形」ディーゼルカー。
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JR線では定期「急行」が無くなっているので特急形気動車は新型として今も製造され続けていますが
「急行形」となると電車同様に国鉄型車両を最後に新造車両はほぼ無く、姿を消しつつあります。
つい最近では、いすみ鉄道に残っていたキハ28 2346が2023年2月4日に団体臨時列車の運行を最後に引退となる模様で、今後は国吉駅で保存するようです。
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相方のキハ52は両運転台であることで単行でも運転出来るので今後も運転されるようですが、これもこの先は長く無さそうな予感です。

そこでJR時代では現役だった頃にプレイバック。
今回はデジタルで辛うじて記録出来ていた2000年前後での活躍が見られた頃。
過去記事と被りますが米坂線での記録です。
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2007年1月 米坂線
キハ58とキハ52は異形式ですが比較的に良く連結されていました。
厳密に言えばキハ58系統は急行形、キハ52系統は一般形気動車で、
車体形状もキハ58系統は車体は広幅で裾が絞ってあるスタイル。当然ながら急行形のほうが車内空間が広く座席幅も広いため、キハ58系統の方が快適です。
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キハ52系統のほうは一般型なのでデッキがありません。
ボックスシートもドア周りには無くロングシートが展開されセミクロス仕様です。

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元々、朱色1色だったキハ20・52系統ですが、晩年は急行形と同様に車体塗装をツートン仕様になっている車両が増えてきました。
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この手法はキハ40系統にも採用されていますね。
で、でもね、キハ40にはやっちゃイカンと思うんですよ(;´Д`)
キハ52は許せるケド・・・。何ででしょうねぇ。

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それが、こちら。
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これはこれで格好良いと思ってしまうんですよね(^^;)
いわゆる「国鉄色」マジック。遠く151系電車から始まったあの塗り分け。
「こだま色」とも「国鉄特急色」とも呼ばれていましたが、
気動車バージョンも存在して永らく485系電車で日本全国走り回っていたインパクトが刷り込まれている年代には「刺さる」色なんです。
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今では気軽に鉄道博物館などで見ることが出来ます。
ディーゼル車は朱色系統という認識が本能で備わっている世代ですw
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それが長編成だったりした当たり前の時代。。。
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色々と各地の「地域色」で国鉄イメージを脱しようとしていた頃もありましたが・・・
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うーん。
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並んでみたけど・・・
やっぱり国鉄色なんでしょうねぇ。
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こうして見ると、やはり国鉄色しか勝たん!
う~む、安心する。馴染む色です。そして格好良い。
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でも、国鉄色同士が揃う編成って、なかなか無かった・・・。
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だいたい、どっちかが「地域色」でした。
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そして、行き着いた場所は、いすみ鉄道。
この姿が「正調」となります。
塗り分けが違うのは、育った環境が違うから(´д`)
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こんな「昭和」を「令和」まで魅せてくれた、いすみ鉄道に感謝!
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今後、キハ58系統の姿は全国で保存車両として静かに見守っていくことでしょう。


キハ28・58 & キハ20・52系統の現役時代の写真は、まだまだありますが・・・
「記録」という意味では「記憶」に溶け込んでいき・・・。
出すに及ばないモノばかりで・・・(;^^)ヘ..




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でわでわ~。