豪雪の只見線・ラッセル撮影記(雪9002レ・雪9001レ)
2006年1月23日

1月の只見線といえば、この頃はラッセル列車が運行される時期です。
ラッセル用ディーゼル機関車としてDD13形にラッセルヘッドを付けて操作可能にしたものがDD15に、DE10形にラッセルヘッドを取り付けて同じく操作可能にしたDE15形などが有りました。
現在では同様な排雪能力を持つモーターカー(機械車両)が導入され、いわゆる”列車”としての排雪列車はほぼ皆無となっています。
DD16以降はラッセルヘッドを付けても付けなくてもDD16ですが、そこんトコは割愛です( ̄▽ ̄;)
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そんな赤いディーゼル機関車をラッセルする勇姿を見に行きたい!ということで、会社の先輩に連れて行ってもらいました。
その日の深夜、R17をひたすら下り上越国境を越えると天気予報通り新潟県上越地方は大雪でした。
今回は只見線の小出口で走るDD15形によるラッセル列車「雪2レ」と「雪1レ」を撮影します。

実際のダイヤはDD15の所属区である長岡から小出へDD15は回送され、そこで只見線のラッセル仕業に入ります。
只見線は会津若松を起点に小出が終点。つまり小出から会津若松方面へ出発する列車は上り列車となるので、小出から上り「雪2レ」となり、只見まで向かいます。
しかしながら、このときは只見線の大白川-只見間が豪雪のため冬期間は運転見合わせ。
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実際には小出-大白川と只見-会津若松と分断されている格好となっていました。

現在は違う理由で只見-会津川口間が不通となっていますが・・・。゜(´Д`)゜。

このため、定期「雪2レ」と返しの「雪1レ」は只見まで行けないので、大白川で折り返し、臨時の「雪9002レ」と「雪9001レ」として運転されています。

まずは、小出から大白川へ向かう「雪9002レ」を狙うため、只見線小出口では有名な大倉沢の駐車帯へ向かいます。


ラッセル列車は、運行ダイヤは決まっているものの、実際に線路内に積もった雪の量を排雪する作業により運行に遅れが付きものです。
早く来るときもあれば遅れて来るときもあります。

ひとまず、深夜というか早朝というか、午前3時過ぎに現着。
もの凄い吹雪です。
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ちなみに、真ん中に居る人が会社の先輩です。
もう、マジ撮影モードに入ってしますので、カメラひとつ持って吹雪の中へ飛び込んでいきます。
ある程度覚悟をしていましたが、こりゃマジです(@_@)
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実際には、こんな感じ。鉄橋の上にはレールが見えないぐらいに雪が積もっています。
確かに、これで営業列車のキハ40では走れないでしょう。。。その始発前に走るのがラッセル列車です。
3時半過ぎぐらいでしょうか。遠くから強烈なヘッドライドの灯りが照らされて来ました。
吹雪の中なので、音は全く聞こえません。。。灯りだけが近づいてきます。

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突如として現れた「雪9002レ」DD15のラッセルが豪快に雪を蹴散らして行きます。
しかも、ここは鉄橋ですからドバドバと雪が川へ落とされていきます。スゲーw(゚o゚)w オオー!


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この当時のカメラ性能では、これが限界だったのでしょう。ノイズも入っていますが、フィルムカメラでは写らないほどの暗さでも何とか写し止めることが出来ました。

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カメラを振って追い続けます。っと、良く見ると前後のライトが点いています。
雪を蹴散らしているのでお判りでしょうが、実際に進んでいる方向は左へ進んでいますが、後ろもライトが点いているので戸惑います。
しかも単機なのでちょっと違和感。後方でラッセルされた雪の状態を見ているのでしょうね。ここは橋の上なので下に落ちていくだけで再び線路に溜まることはありませんが。。。

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大倉沢から続いて追い掛けます。ここは上条駅だと思いましたが、あまり良く覚えていません(^^;)
排雪の確認のため容赦なく照らし続けるハイビームにやられてます。
そりゃそうです、こんなのに巻き込まれたら大変ですから(´。`)

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これも後打ちだと思います。一晩で30㎝の積雪だったようです。
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「雪9002レ」は大白川へ到着。定期だとこのまま只見まで向かい、只見で折り返すのですが、先に述べたとおり
この時は大白川-只見間が雪のため不通なので、ここで折り返し「雪9001レ」となり小出へ戻ります。

だいたい、降雪が無かったら先に「雪9002レ」で排雪したので返しの「雪「9001レ」は
ただ運転しているだけの、いわゆる「回雪」状態になるのですが、この時は降り続く雪が積もっていくため、
折り返しもラッセルが期待出来そうです。


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ちなみに大白川の只見方出発信号機は当然ながら停止を示す赤が現示されています。
不通なので信号自体が不点なのかと思ったら、こんなに積もっている中で信号機が生きているのを見ると何だか複雑な心境になります。

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さて、返しの「雪9001レ」を迎えます。
今度は、ここで。

こちらも有名です。入広瀬手前の守門神社付近。
ラッセル撮影には、その性質上トリッキーな撮影場所を選ぶと雪に巻き込まれてしまいます。
しかも只見線のように早朝・深夜の撮影だと線路際がどうなっているか判りませんので、安全な場所を考えると跨線橋や俯瞰できるような場所になってきます。
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強烈な灯りを照らしながら、ラッセルしてきました。
さっき、ここを大白川まで通っていったはずなのに、折り返し時点でレールが見えなくなっています。
降り続いている雪の量が半端ないです。

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来ました!しかし、暗い上に強烈なライトが。。。
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くぅー。ピントが合わない。。。。。

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ひとまず撤収。さらに追います。
さすがに速度が遅いので、何も考えなくても追いつきます。が、まぁそれは先輩の雪道運転だからでしょう(^^;)
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ジムニーは雪道最強です(`・ω・´)

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何枚か撮っていると、何とか暗さにも慣れて、いろいろ判ってきました。

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小出駅に戻ってきました。ちょうど「雪9001レ」も入ってきたところ。
この時間になると小出駅も始発前で入場できるようになって只見線ホームでの撮影が可能になります。

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DD15の床下には雪だるまのように纏わり付いています。運転士の方や作業員の方のご苦労が忍ばれます。

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作業員が持っているのを良く見ると、タブレット。
これは「列車」でないと見られないものなので当然ながら営業列車以外のこの列車にも使用しています。
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徐々に夜が明けてきました。
長岡へ回送するひととき、DD15のキャブに灯りが印象的です。

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そうこうしているうちに、隣いた只見線一番列車が出発していきます。
誰も乗っていませんでしたが。。。

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上越線ホームから見ると、只見線の線路との間にこんなに雪が積もっています。
車体の半分以上が雪壁です。

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先の大白川行きが帰って来ました。もうすっかり明るくなってます。

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小出行きはたくさんの学生を乗せて到着。
DD15には誰も目にする事も無く上越線へ向かいって行きます。ラッセル列車とキハ40は日常なのでしょうね。

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朝の車内は学生が主役なのが判ります。

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DD15がラッセルして、そのあとに通っていても雪が積もっているようです。実際に今日の午後の大白川行きは運休になってしまいました。。。

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特徴的なラッセルヘッドの灯火
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年代を感じる銘板

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小出駅の只見線ホームからは、上越線下りへ直接行けないようなので、朝の時間帯が落ち着いた頃、上越線の中線に転線。
改めてDD15の形式写真をば。

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今日もよくラッセルしました(^^;)
で、タブレットお返しします。

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雪の中を走るDD15。やはり雪がよく似合います。
豪雪の只見線・ラッセル撮影記でした。
壮絶!